• ホーム
  • ヘルペスは種類がいくつもある!発症する箇所が異なるやっかいな病気

ヘルペスは種類がいくつもある!発症する箇所が異なるやっかいな病気

2020年03月29日
悩んでいる男性

ヘルペスの原因となるウイルスには複数種類あるため発症する個所や症状はそれぞれ異なります。性感染症を引き起こす単純ウイルスにも2種類があり、HSV-1は唇やその周辺に発症する口唇ヘルペスや角膜に潰瘍ができる単純ヘルペス角膜炎の原因になるウイルスです。HSV-2は、性器やその周辺に痛みやかゆみを伴う水泡などができる性器ヘルペスの原因になります。

しかし、HSV-1とHSV-2の区別がはっきりしている訳ではありません。HSV-1によって性器ヘルペスを起こすケースも見られています。加えて、唇や性器に症状が見られたとしても、別の部分へ感染する可能性もあり、時には消化管や脳に症状が現れるやっかいな病気です。また、指にできた小さな傷にHSV-1かHSV-2が感染すれば、ヘルペス性ひょう疽となり腫れや痛みの症状が出ます。

帯状疱疹や水疱瘡を引き起こすヘルペスウイルス3型は皮膚の広い範囲に症状が現れ、ヒトヘルペスウイルス6型と7型は小児に起きる突発性発疹の原因となり発熱を伴う場合が多いです。キスなどの接触によって感染するエプスタイン・バール・ウイルスもヘルペスウイルスのひとつで、風邪に似た軽い症状が出ます。しかし、中には伝染性単核球症と呼ばれる白血球が増加する症状となって重症化する場合も少なくありません。

サイトメガロウイルスは感染者の分泌液と接触することで感染します。性的接触などで感染する場合も多いですが、ほとんどの場合で症状が出ません。治療がいらないケースが多いですが、免疫力が弱っている場合などは、発熱する可能性もあります。また、臓器移植をした人やエイズ患者に感染すると重症化するため注意が必要でしょう。

また、カポジ肉腫の原因となる種類もあります。免疫抑制カポジ肉腫は臓器移植後の患者で発症し、流行性カポジ肉腫はエイズ患者特有の症状です。脚やほかの皮膚に平らな皮疹や隆起が見られ、放射線治療や外科的治療が必要になります。

すべてのウイルスに共通することですが、治療によって体内から消滅させるのが難しく、再発を繰り返す可能性が高い、やっかいな病気と言えるでしょう。再発を避けるには疲労やストレスを溜め込まないことや、紫外線を浴び過ぎないことなどが挙げられます。症状の全てが性行為を原因にする訳ではありませんが、感染者との濃厚な接触によって罹患する確率は高いです。症状が出たらほかの人に感染させないように心掛けるのも大切です。